ネットとリアルと傷跡

自分の思い出を自分の為に書きまくってるだけのブログ

『涙の行方2』

沢山歩いて…身体も心もその日は凄く疲れてた。


お酒も入ってたし…もうすぐに寝れそうだなぁと。

フッと気づくと布団が1個。


あっ…一緒に寝るんだw

まぁいいか…。


この時私の中でも「何もない」と思ってたから

特に一緒に寝る事も気にならなかったんだよね。


「じゃ電気消すね」


うん。


意外に真っ暗な感じで…

ちょっと月明りが入る部屋。


お互い寂しかったのかな?

彼がギュッと抱き締めてくれた。

普通抱き締めたほうが言う台詞だと思うんだけど


「もう少しこのままで居させて…」

そう私は言った。


凄い落ち着いた。


暗くてよく見えてないのに…

気づいたら2人見つめ合ってたと思う


もうこのまま流されたい…と思った瞬間だった。


優しくキスをされて

私もそれに答えた。


傷ついてる時に男性の優しさは本当に心にくる。


彼にまかせよう。

キス以上の事になってもいい。

むしろ抱いて欲しいってすぐに思った。


彼のキスは今も凄く好きで

それだけで本当に心が満たされるし感じる。


10歳も下の彼に負けた。

負けたかった。


まだ若い彼は本能のまま求めてくれた

全然テクなんかもないんだけど

凄い優しいSEXをする人だった。


ゲームで知り合ったから…そういえばお互いの本名を知らない

私はたまたまテーブルに置いてあった薬の袋で本名を知ってた。


彼の名前を言いたかったのに…その日別れてきた違う彼の名前を

呼んでしまった。

けど彼は許してくれた。

今日は仕方ないよ。


「ノアさん…」


そこで私は少し笑ってしまった。


「その名前で呼ぶの?」


「名前は?」


「○○だよ…」



「○○さん…」

「○○…」とやっと彼の名前を呼べた。



沢山シタ。

眠いし疲れてたのに何回もシタ。

お互いが求めるまま。


気づいたらお互い寝てた。

彼に軽く寄り添いながら寝た。


いい夜だった…



今でもはっきりとこの日の事は覚えてる。

彼の事なら全て覚えてるな…




続く